茶一筋「清水園」 お問い合わせ
FAXご注文書はこちら
ご注文について
ホーム 清水園のご案内 商品のご案内 季節のご案内 お茶の淹れ方 創作工房
HOME > 茶誌連載 | 2004年2月 < 前のページへ戻る

創作工房


茶コラム




申年になると決まって日光東照宮の三猿「見ざる 言わざる 聞かざる」 が話題になります。これには、時代的な背景や様々な解釈があるでしょう。しかし、今の私達に必要なのは、「よく見て、よく聞いて、よくもの言う事」ではないでしょうか。宮沢賢治の「アメニモマケズ」の中にも、ヨクミ キキシ ワカリ  という所があります。私の敬愛する茶の研究者がかって、「僕は茶業者が嫌いだ、自分だけが最高だと思っている」と言われたことがあります。私が此の事に感服して茶業のリーダーのひとりに伝えると、彼は言下に答えられました。「自分が最高のものを作っていくんだと、そう思って向かはなければ、良いものは出来ないことも本当のことだよ」と。このお二人の言葉は二つとも、とても大切に思っています。お山の大將への戒めと、自信を持って立ち向かうこと。この両輪を持って大地をしっかりと歩く、今年こそこんな前向きな猿になりたいものです。賢治の詩は、ソシテワスレズと続いています。申年の今年、年頭の大切を忘れずに過ごしたいものです。もう二月です。


このページのトップへ

茶一筋「清水園」 〒424-0816静岡県静岡市清水区真砂町2-15 tel.054-366-5582 fax.054-366-5559

Copyright© Shimizuen co.,ltd. All Rights Reserved.