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ささの葉さらさら軒端に揺れる・・この季節にはこの童謡が
幼子を抱えた家族を優しく包んで 、いつも懐かしく思い出されます。
七夕にはいつも竹の小枝に短冊をいっぱい吊しました。
「家内安全 無病息災」は大人の文字で、「およめさんになりたい」「かんごふさんさんになれますように」は可愛い子供達の字で、それぞれの夢が夜空を見上げていました。 我が家の軒先に揺れていたささやかな幸せの時間でした。
さて、この頃の私事です。先月病院を退院後、私の杖つく姿を見た知人が、円覚寺貫長・大進老師の色紙に嬉しい手紙を届けて下さいました。暖かく力強い「無事」、一言の洗筆です。 無事との言葉に心から涙が溢れました。日常この有り難さをうっかり忘れてしまっていました。今年は家族、友人みんなの姿を「お星様きらきら 金銀砂子」と思い浮かべながら歌いたいものです。
*表紙は{願い事}です。竹の小枝の高さは300o。ミニ七夕飾りです。それを見上げている浴衣姿の母子は茶筒を横にした上に粘土で施してある長さ85oの創作茶筒です。
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