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創作工房


茶コラム




うんざりするような暑さも、ようやく峠を越え、夕刻には爽やかな風が虫の音を運んで来てくれます。野山には酷暑や今年の豪雨水害を乗り切った天の恵みの実りのものたちが美しい姿を見せてくれています。穀物や果物のたっぷり溜め込んだ水や栄養分を有り難く頂けることが、私たちの疲れた命を甦らせてくれるのですね。そうして少し元気を取り戻したら、これから野山に出かけてみましょう。朝晩のちょっぴりひんやりした空気をいっぱい吸ったなら、足元をそっと覗いてみましょう。ほんのちいさな草草もそれぞれに自分の可憐な花を付け、華やかな季節を演出しています。 次代に受け継ぐ命の尊さを私達に伝えてくれているようです。

*今月の表紙には「実り」の稲穂に群れる雀たちと 風に揺れるすすき原です(精霊バッタがおわかりですか?)。それぞれ150mmの流木の作品です。
*背景の茶入れ二点は枯葉にうずくまる鈴虫の「鎮魂歌」。天に倒れている一匹の蜂に側面にまさに飛び立とうとするもう一匹の蜂のいる「何処へ」です。今、この蜂がどこへ向かおうとするのかはわかりません。妻を突然失った13年前の私の思いを刻んだ作品です。

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